こんにちは、たなけん院長です。
2回にわたって、椎間板ヘルニアに対するヘルニコア治療を詳しくご説明いたしました。
当院でもようやく、7月からヘルニコア治療ができるようになりました。
これまで数多くのヘルニコアをさせていただき、得られた知見をもとに当院でのヘルニコア治療法をご説明します。
1)ヘルニコア適応患者の年齢は基本、18歳以上40歳未満、18歳以下の方は要相談 青壮年、および高齢者は基本適応外
2)治療前に必ず、MRI検査は必須、ヘルニコア治療には適応が絶対なのでMRIで椎間板の状態を詳しく評価しなければならない
3)治療前にヘルニコアのメリット、デメリットをしっかり説明した上で行う事が重要
4)ヘルニコアは外来にて注射で行いますが基本、レントゲン透視のもとで行います。時間は5-10分程度
5)ヘルニコアの注射で最も注意すべき点は薬のアレルギー反応であるため、注射後、数時間は病院内で待機する必要があるため、患者さまは治療後に予定などを入れないこと
6)治療費として国への請求額は手技料が5万3500円、薬剤料が8万3189円、合計13万6689円、3割負担だと4万1000円程度と決してお安くはない治療費である。(ヘルニア摘出術は50万切る程度)
7)治療後は椎間板がかなり変性しますので腰痛がでやすくなるため、足腰を鍛えて筋力で腰椎を補強するリハビリをし続ける必要がある。
だいたいはこんな所です。
確かに手術よりはリスクは低く、安全だと思われますが、この治療は椎間板を相当、変性させるので将来的に腰痛がかなりの頻度で出る可能性があります。
したがって、この治療法とセットで足腰を鍛えるリハビリを行い続けていく必要がある事も重要な点です。
私の外来には適応外なのにヘルニコアをしたという患者さまや治療後腰痛が出たという方もかなり多く、いらっしゃいます。
なんの治療法でも言えることですが「痛くない、簡単な治療、などなど」耳障りのいい謳い文句にのって安易に治療を受けないようにしていただくことをご忠告いたします。
とにかく、病院を選ぶときの一つの目安としては
「わかりやすい説明」
「話を聞いたら安心して治療を任せる気になった」
「ヘルニコアだけではなく、リハビリ(運動器リハ)も手術もやっている医療機関」
一番大事なことは、治療のメリット、デメリットをよく聞いた上で信頼できる医療機関かどうか、ご自身のインスピレーションを大切にしてください。
どこの医療機関も決して同じではありません。