こんにちは、たなけん院長です。
前回は今後の人生設計あるいは事業計画の立て方には人口動態を踏まえた上での考えが非常に重要である。というお話しをいたしました。
当然、それは我々、医療業界にも当てはまります。というか医療はそれがすべてであると言ってもいいので、それを踏まえた上で計画、行動をしなければならない業種です。
人口はどんどん減っていき、人口の1/3が65歳以上の高齢者になり、子供は減り、労働生産人口(25-65歳)は半分にまで減ります。
ということは医療費および介護費の負担が増え、それを支える若い人が減るということは
当然、医療費は必然的に減らされ、自己負担が増え、税金はたくさん取られます。
ということはみんな、よっぽどの症状でなければ、風邪や花粉症程度では病院へは行かなくなります。リハビリに行ってマッサージもしなくなります。
ましてや、昨今、風邪や花粉症では病院で薬をもらってはダメになりそうなので薬局で買って自分で様子見る事にもなりそうです。そうなればますます、病院へは行かなくなります。
医療費が年間50兆円という途方もない金額にまで膨れ上がっているためにいつまででも我々、医療業界が保護されるということもなくなるでしょう。
しかし、見方によっては普通の国々と同じになるだけなのです。日本の保険医療がちょっと行き過ぎているだけなのです。
それではどうなるのか?
私の答えは ” 患者さんのために本当に役立つ医療 ” をする。これにつきます。
私の考える患者さんのための医療とは ”まず、予防医学の徹底!”
つまり、患者さまに病気、怪我になりにくい体になっていただくようにする。そもそも腰痛にならないように日々の運動の奨励、指導、教育などを国をあげて行っていく。
これが唯一成功している疾患が ” 虫歯 ” です。最近では老若男女、歯磨きを徹底しているので虫歯が減ってきていると言われています。
虫歯は小さな頃から学校で徹底的に教育されるし、家でも親御さんが指導しています。
だから、医療費が上がって、負担が増えれば、国民1人1人が予防医学に目覚め、日頃の習慣や食生活などをさらに注意していくでしょうし、それを医師も後押ししなければなりません。
つぎに、それでも病気や疾患、怪我をされた方には
”医療機関はリスクを恐れず、患者さまの治療に必要とあらば、積極的に最善の治療法をご提案する。ただし、リスクを伴う医療を提供する際にはそれ相応の技術を習得すべし”
これからの医師は、本当に病院に来なければならないような疾患、悩みなどを持った方を診ることになるでしょう。
それは当然高い医療費を払うことになるので患者さんの治療への期待値も当然上がるのでしっかり、診察し、検査し、診断を下し、それをしっかり説明し、治療に当たらなければならなくなります。
これは当たり前のようで、病院に行ったことがある方なら誰しもお分かりのように、当たり前ではありません。
「何も説明されなかった」、 「薬だけ出された」、「何を聞いても答えてくれなかった」などなど
まともに人を治療しようということは本当に労力のいる大変なことなのです。
私の先輩が昔、教えてくれました。
「まともに医療なんてやったら儲かるはずがない」
「お金儲けしたいなら他にいくらでもある」
今でも忘れられませんし、開業した今となっては、本当にそう思います。
でも、今はこうも思います。
医者の仕事はお金儲けよりももっと大切なことを毎日、経験させてもらえる、他にはなかなか見当たらない、貴重な仕事であると。
若い先生たちに伝えたい、
若い時に必死に医者という仕事に向き合ってください。ツラいことばかりでしょうが、乗り越えてください。と
もし、乗り越えられたのなら、その先にはきっと、普通の人が経験できないような素晴らしい景色が見え、体験ができる医師になれます。
その感動、経験は毎日、深く深く、皆さんの魂に刻み込まれます。
それはお金をどれだけ持っていても経験できないような体験です。
でも注意点としては
いい景色が見える体験は全体の1割、あとの9割はとてもツラく、その辛さは医者を辞めるその日までずっと続きますのでご注意ください。
でも、そんなツライ思いはしたくないというなら、適当にしていれば、そこそこ、いいお給料もらえて世間的にはお医者様といってチヤホヤされますのでご安心を!👎