こんにちは、たなけん院長です。
今日は腰が曲った高齢の女性に対するアドバイスをしたいと思います。
毎日、外来をしているとけっこうな頻度でお見えになる患者さんというと腰が痛いと何年も悩んでいる高齢の女性がいます。
たいてい、こういった方達は近所の接骨院やクリニックでリハビリといってマッサージや温熱治療、電気治療などをしたり、痛み止めの湿布や薬、あるいは痛み止めの注射に定期的にかかっているのですがいっこうに良くならず、知人の紹介やネット情報をご覧になり、当院を受診されます。
ここで大多数の方が以下の2点で共通しています。
・ 腰が痛くて運動や歩くことをしていない
・ 補助具(杖、シルバーカー)など全く持っていない
本当にこの2点の多いこと、多いこと、最初の痛くて歩けないからリハビリができないため、近所でマッサージだけ受けているということはすごくよく分かります。
しかし、二つ目のシルバーカーや杖を全く持っていないということが理解できません。
だって、お見えになる方達の歩き方は腰が前に曲って辛そうに歩いていて、傍から見てても痛そうなのに杖くらい持てば良いのにと思います。
なので、杖やシルバーカー特にシルバーカーを使うことを当院では推奨しているために使ってくださいと勧めるとほぼ全員が
「イヤ、だってみっともないモン!」
と言うのです。ますます、???です。
80歳前後のヒトには失礼かもしれませんが腰が曲って痛いのを手で支えながら歩くことは腰への負担を軽くするために非常に理にかなっていると思うのです。
それが証拠に皆さんに スーパーに行ったらカートを使ってあるくでしょ? と聞くと皆さん、 あれば楽ね、あれだとスーパー1周しても痛くないわ とおっしゃるのです。
シルバーカーを使うときの注意点はできるだけ、手の力を使って背筋を伸ばしながら歩くことです。これによって腰の曲った方達の特に弱った背筋の運動になります。
100Mしか歩けないのを補助具を使って300M歩けたら、立派なリハビリになると思いませんか?
だからたなけんクリニックではシルバーカーの使用を積極的に指導しており、数多くの方がお使いになり、元気にリハビリに精を出しておられます。
シルバーカーを使うのは決してみっともないことではありません。だって、だれも見てないし、気にも止めていません。
ただの見栄なのです。お歳を召されて見栄を張ってもいいことなど何もありません。「花より団子」です。
大事な事は少しでも健康に長生きする、健康寿命を延ばすことだと思います。
シルバーカーを使って背筋を伸ばして歩いて見てください。すごく、シャンとして格好良く見えますよ。
今後、たなけんクリニックでは業者とコラボして安くて使いやすいシルバーカーを専用で作って、クリニックでご提供しようと考えています。
少しでもこういった高齢女性の腰痛を軽くできるように頑張っていこうと思います。