リハビリとは?|一宮市で腰痛・椎間板ヘルニア手術|たなけん脊椎眼科クリニック

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リハビリとは?

こんにちは、たなけん院長です。

今日はリハビリについてお話したいと思います。

みなさんは先生からリハビリしましょうと言われて、まず、何をするか想像してみてください。

たぶん、電気をあてて、温めて、リハビリの先生にマッサージしてもらう、ついでに高級なウォーターベットに寝てぐっすり寝る、なんて思っていませんか? 

実は、たなけん脊椎クリニックのリハビリ室にはマッサージ器も、牽引器械もまして高価なウォーターベットもありません。1コだけ低周波治療器があるだけで開院当初からあまり使っていないのでホコリをかぶっています。


では当院で行っているリハビリは何かというと ズバリ “運動療法” です。


私の外来には日々、たくさんの腰痛患者様がいらっしゃいます。
その中で手術になるような方は10%です。私のようにかなり手術する医師でもこの程度です。では残りの90%の患者様は手術以外の治療、つまり、保存的治療になります。


保存的治療とは 1)投薬 2)注射 3)リハビリ です。


その90%の患者様はだいたい3つに分類されます。
1)ご高齢による腰痛 2)中年以降の運動不足あるいは足腰の筋力低下 3)激しい運動あるいは肉体労働による腰痛
このなかでやはり圧倒的に1と2が多いです。


つまり、ほとんどの腰痛は中年以降に徐々に足腰の筋力が低下し、腰椎を支える周囲の筋肉が弱くなり、ひいては椎間板、関節、骨に負担がかかり、様々な腰痛につながると言えます。
逆を言えば足腰を鍛えるだけで腰痛は改善する事が期待が出来るとも言えます。


しかし、これがなかなか難しいのです。
患者さんに運動不足ではないか確認すると 
「私は営業で1万歩歩いてますよ。」とか
「先生、私はあさ~晩まで家事で歩き回ってますから運動不足ではないとおもいます。」とか
「私は週1-2回、ジムに行ってます。」とかおっしゃられます。


しかし、よーく考えてみてください。仕事していて疲れることはあっても、仕事していたら体が鍛えられて腰痛がよくなることがあるでしょうか? 
ジムに週1-2回行って運動してるのになぜ腰痛になるのでしょうか?


私は「労働と運動は違います。」とご説明しています。
やはり運動は歩くことが基本ですが、以前は1万歩、歩きましょうとか、長く歩けば歩くほどいいとか言われていましたが、今は


歩く時間は30分まで、歩数は8000歩まで、週3-4日 歩いてください。ただし、早く歩きましょう!


とアドバイスしています。早く歩くことで心拍数が上がり、内科的疾患や認知症予防、免疫能力が向上するなど様々ないい影響がカラダに現れることは証明されています。また、早く歩くことで腰回りの筋肉が徐々に強くなり、腰痛の予防効果が徐々に現れることが期待できます。ゆっくり歩くことはそれほど筋力の増加が期待できないという報告もあります。


たった、早く歩くだけで エクササイズになるのがウォーキングです。


また、1日おきのウォーキングもおすすめです。毎日にするとつらくなってやめてしまいますのでそれくらいのペースで無理なく、行う事が大切です。とにかく、長く続けることです。


これに加えて当院の理学療法士が各個人に合わせて週1回、マンツーマンで運動療法をご指導しています。


日頃からやや運動のやり方が分からない、どうしていいか分からないなどお困りの患者さんが多いので数ヶ月間、これを実践しながらご指導するだけで見違えるように皆さん、シャンとなっていきます。
人間のカラダは動いてこそ、うまく機能する様に出来ています。


皆さん、手軽に簡単に今からすぐにできるウォーキング (早く歩くこと) を始めてみましょう! 
電車通勤の時に1駅手前で降りて歩いてみましょう! 
夕方、涼しくなって15分早く歩いてみましょう!


2-3ヶ月辛抱強くやってみてください。カラダが見違えるようになりますよ。


それでも腰痛がよくならなかったら、たなけん脊椎眼科クリニック に来て下さい。