こんにちは、たなけん院長です。
前回、当院を初診される腰痛の患者さまはどういう方が多いのか、また、そういう腰痛を長年、患っている方は運動をほとんどしていない、していても週1-2回、ヨガ、カーブス、ジムに通っておられる人が多いということをご説明しました。
では私が外来でそういった方たちにどういうご説明と治療方針をご提案しているのか説明したいと思います。
まず、必ずといっていいほどMRIを撮影してヘルニアがないことを見ていただきます。
だって、ヘルニアはいつも言っているように腰が痛くなる病気ではなく、坐骨神経痛、つまり脚が痛くなる病気だからです。
案の定、ヘルニアがある人はほとんどおらず、そこで患者様達はびっくりしています。
ついで、MRIは体の断面をみることができるので筋肉、脂肪の付き方もすごくよく分かるのですが総じて腰痛をお持ちの人は内臓、皮下脂肪が厚く、背骨周りの筋肉のボリュームがない弱々しい筋肉をしています。
そこで二度、びっくりしています。
なぜ、筋肉がないと言って患者さまがびっくりするのかと言えば、皆さん、一日中、仕事などで朝から晩までバタバタと動き回っているから運動はできていると誤解しているからです。
よーく、考えてみてください。仕事していて歩いているから運動できて健康なら病院なんていりません! そう思いませんか?
運動とは階段を3階くらいまで昇ったり、急ぎ足で歩いたり、”ハーハー、ゼーゼー” 心拍数が上がる様な運動のことを運動と言うのであって、ただ歩いているだけでは運動になりません。
運動とは筋力を上げるために行うものです。
これを医療機関でしっかり教育されていない方がどれほど多いことかと思います。
しかも当院では日常生活で気軽にできる運動をご指導しています。
例えば、歩くときは急ぎ足であるくこと、エレベーターより階段を使用すること、1回につき2-3回のスクワットを1日5-10回やること、寝ながらできる腹筋、背筋の鍛え方指導などなど
これを毎日ではなく一日おき、つまり週3-4回で良いのでやっていただく、休むことも筋肉には重要である事もお伝えしています。
なので当院にリハビリにいらっしゃる患者さま達はどんどん、運動の仕方を指導され、実践しているのでどんどん、お元気になっておられます。
私が外来で患者さまによくお話しすることは
「人が健康で長く活きるためには2つのことしかやることがありません、一つは口を慎むこと、つまり口から入れる物に注意すること! 二つ目はどんなにしんどくてもコツコツと手足の筋力運動をすること!この二つしかありません。楽に長生きする方法などはありません!」
これをお伝えして今まで反論された事は一度ありません。
じつにシンプルですが世の中、簡単なことをする事が実は一番難しいのです。長く健康で活きると言うことは実に大変なことなのです。
神様でもない、医者に人を健康で長生きさせるなんて、絶対できません。
私の外来はいつも、医者としての知識を説くというより、いつも人としてのアドバイスを毎日しているようなものです。
たなけん脊椎眼科クリニック 田中健一郎院長